芋頭扣肉(中華風里芋と豚バラ肉の蒸し煮)

いやね、里芋もらったんですよ。そりゃもう大量に。で、こりゃなんとかせなあかんと思ったのですが
里芋料理と言われても、普通は煮っころがしとか、そんなもんしか思い付かんでしょう。ま、僕の場合は
クリームシチューの具にしたり、いろいろ日本料理以外にも用途を見い出しているんですけど、(これ
は以前スモークサーモン入りクリームシチューとして紹介した)一般的にあまり料理法思い付かんかなあと
思いました。と言う訳で変わった里芋料理の新レシピ紹介。古典的な中華料理です。
(あ、ヤムイモの代用品にして、バナナ、ココナツミルクと合わせてヒタスラ南方料理に突き進むという手も
あるなあ。こんどやろうかな。)



1.
<材料:>
豚バラ肉5、600g、ネギ1本、生姜1かけ、にんにく1かけ 里芋、3、4個、腐乳1カケ(無ければ味噌大さじ1)、醤油、 五香粉




2.
さてさて、今日作るのは、まあ、言ってみれば変型版トンポーローな 訳ですから、途中まで作り方はほとんど同じ。(あ、でも皮付き肉じゃ無いと ダメなんだよね、トンポーローって本当は)えーと、まずは鍋に肉入れて 水張って、ネギ、しょうが、ニンニクを入れて1時間煮ます。途中水を足して 常にお肉全体が浸っているように。




3.
あーそうそう、今日の料理は、滅茶苦茶時間がかかります。ほんと、日曜の午後とか じっくり時間がとれる時を見計らってのんびり作りましょう。さて、1時間経ったら、程よく 油が抜けた肉を取り出して、上から醤油カップ1、酒少々、ショウガ少々をぶっかけてまた、 30分〜1時間ほったらかしにして、その間取り溜めしたビデオでも観て過ごします。ま、こう いうのを世間一般では下味をつけると言います。




4.
さ、イナズマロンドンハーツのビデオなど見終わったところで、おもむろに立ち上がり、 厨房に戻って、さっきのお肉を今度は油で揚げます。温度は180〜200度の高温で、きつね色に なるくらいまで十分揚げたら、温水に浸して油抜き。その間に里芋などを剥いて、1cm厚位に スライスしておきます。




5.
さあ、蒸すぞー。お肉を1〜2cmにスライスし、適当な器に里芋をサンドウィッチする様に 詰めてゆきます。詰め終わったら、お醤油1/2カップ、砂糖小さじ2、潰した腐乳1個、 酒少々、胡椒、五香粉等をバサバサと入れて混ぜたものを上から満遍なくかけます。ここら辺は お好みで。僕はちなみに、この上から更に上等な上湯スープのエキスを少々振り掛けました。 これを蒸し器にいれてじっくり蒸します。




6.
途中、水を足したり、下にたまった汁を上にかけ直したりしながら蒸す事2時間余り。 里芋が柔らかくなって充分味がしみ込んだら出来上がりです。
器に装って、さあ食べましょう。パクパク、うーん、お肉のエキスがたっぷりしみ込んだ 里芋がめちゃくちゃうまーい。あくまでもメインは豚の角煮では無く里芋。 (まあ、角煮も充分旨いんだけど)。味付けはかなり強めでもいいです。白いご飯に良く合う。 あ、あと、最初にお肉を茹でた茹で汁は味付けすると美味しいスープにもなります。





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