ええと、以前からyahoo掲示板、グルメ全般カテ付近に出没しておりまして、昨年あたりは、そこで
知り合った皆さんと宮古島料理を出すお店に飲みに行って、海ヘビを食ったり、ヤシガニを食ったり
うつぼを食ったりしてたんですけど、（もともとウミガメを食うつもりだったんだけど直前でレッド
データ扱いになっちゃったんで断念）、最近交流がなかったんで、久しぶりに集まって飲もうかと
言う事になったのでした。で、どうせならと言うので、mlの方からも有志を募り、お店も厳選の末に
やっぱり幻の料理たるものを食べようと（yahooの幻の料理／幻の食材というトピなんで）、韓国
料理屋で犬を出してくれる処に言ってみました。
日時：10/22（土）
場所：新大久保韓国料理屋「昔のふる里」
メンバー：yahoo板およびmlの面子８名
1.
店内メニュー。日韓並記です。
「僕のいぬ日記」
ええと、うちの親父は大変な愛犬家で、思えば僕が生まれる前から、うちの実家では犬を飼い続けておりました。で、僕なんか物心ついた時には、家族の一員の様に犬と接し、戯れ、一緒に育って参りましたので、犬と一緒に暮らす事については、それなりの知識を有していると自負しております。
さて、思い出を振り返るに、記憶に残る最初の犬は、ダックスフンドのタロウ。こいつは小柄ながら大変頭の良いやつで（というか、僕の幼少期には既にかなりの高齢だったらしい）、ご飯の時には自分で餌皿をくわえてきて、（続く）
2.
目の前にちゃんと置いて、えさを貰えるのを座って待ってると言う、大変にお行儀の良い犬でありました。でも、年のせいか確か僕が４、５才の時に死んじゃいました。次に来たのが白い秋田犬のメリー。僕が初めて身近に接した大型犬でした。まあ、悪い犬じゃなかったと思うんだけど、とにかくでかいんで、なんか少し怖かったのを覚えております。この犬が来た時に我家では檻付きの犬小屋が作られました。（うちの親父は建築技師だったので、自前で設計施工です）たしか３部屋庭付きの豪華な間取りでした。いいなあ犬の癖に
チジミ。美味しかった。
3.
三段バラ（腹ではない）。豚肉で、焼いて食う。手前の葉っぱはバスクリンの味がした。（ごまの葉です）
で、メリーは病気で数年で死去。次に来たのがこれまた秋田犬のボボ。なんでこんな名前なのかさっぱりわかりませんが、とりあえず九州には連れて行けない事は確実です。雨の所為でボボがびしょぬれだーとか、洗ってないからボボが臭いよーとか、ぼぼって毛むくじゃらだねとか、そういう会話を普通にしておりました。くどいようですがボボはたんなる犬の名前ですからね他意はないですからね＞九州の人。
色は黒みがかった灰色で、性格は温和でした。でも、これも数年で死去。病気だったのかな。かなり悲しかったなあ。
次も秋田犬でムネ。これも色は黒灰色で、結構長生きしました。１４年くらい生きたと思います。その間、出産が２回、子犬はトータルで十数匹生まれましたが、生まれ立ての子犬はそりゃもうとても可愛いもんで、並んでミルクを飲んでる姿を見たら、もう目尻が下がりっぱなしになりまっせ。このうち真っ白い１匹が残って、後は全て知り合いの愛犬家にもらわれてゆきました。
4.
この白いやつは名前もそのまんま、シロと言いまして（ひねれよすこしは）、母親のムネと一緒にかなり長い間うちに居ましたね。このシロの為に、もう一つ犬小屋を作る羽目になりました。で、でかいから世話も大変、散歩も大変。たまに逃げたりしやがって、そりゃ大騒ぎでしたな。ムネは一度逃亡先で交通事故に遇ったらしく、数日後にびっこ挽いて帰ってきました（大型犬なので挽かれてもそう簡単には死にません）。名誉負傷です。シロはうちで生まれ育った犬なので、逃げてもわりとすぐに帰ってきました。おもしろいので、たまに広いところに車で連れて行って、白がはしゃいでいる隙にそおっと車に戻って扉バタンてしめてエンジン吹かすと白が血相変えて戻ってくる、という事をおやじは喜んでやってました。ええと、繰り返しますがおやじは愛犬家で品評会とかにも出て賞とかも取っててですね....
犬炒め。普通に旨い。
5.
硬いものがあったので出してみたら骨だった
ムネとシロは各々変な嗜好がありまして、まずムネの大好物は食パンです。ドッグフードよりも肉よりも食パン見ると凄い勢いで食い付いてきやがって、数回手噛まれそうになりました。で、シロは鳥類が好きだったみたいで、まず普通にスズメを捕まえて（どうやったのか知らん）食ってました。あと、うちのペットのインコ食いました。俺も子供だったので泣くわ妹も当然泣きわめくわ親父は激怒するわでもう大変なことになりまして、で、とりあえずおやじは頭上に高々と犬を持ち上げてそのまま投げました（笑）。後にも先にも秋田犬放り投げる人間見たのはあれが初めてです。ええと、おやじは愛犬家で品評会にも出たりして...
シロはその後、しばらく自重してたみたいなのですが、数年後に今度は 、これまたペットのニワトリのピーちゃんも襲いました。（ピーちゃんは背中噛まれたので後日赤チンで応急手当てを受けました）
6.
ムネ、シロ共に、おれが高校の時に老衰で天寿を全うしました。やっぱ悲しかったなあ。今でも悲しいよ。その後我が家に来たのは、秋田犬ではなく、芝犬のチコ。あ、ちなみにうちで飼う犬は全てメス犬でしたね。チコもメス。まあ、十数年ぶりの小型犬でしたけど、白、ムネの後釜だったので結果的に不釣り合いにでかい檻に住むことになりました。運動出来て良かったんじゃなかったかな。このチコが来て数年後には、僕は上京してしまったので、晩年は年に１、２度くらいしか逢う事が出来なかったですね。そうそう、こいつはうれションする犬でした。めったに逢わないもんだからたまに帰省すると嬉しさひとしおといった処だったんでしょうか。こいつはつい２、３年前に天寿を全うしました。
蒸し犬。蒸してるのに臭みはあまりなく、旨い
7.
犬鍋。やっぱり旨い。下手な牛よりも旨い。
で、今いるのがリトリバーのジョン。まだ２歳です。こいつが空前の馬鹿犬で図体ばかりでかくてしかも息が臭い。好物は果物で特にリンゴナシ系を好みます。先日うちの果樹園に１本だけあるリンゴの木を守る為に幹につないでおいたら、自分の届く限りのリンゴを全てこいつが食い付くしました（笑）。さらに下のしつけが全然出来ません。この間帰省したら、ついにおやじもあきらめたようで、犬小屋にまた施行工事がされてついに水洗トイレが完備された模様です。ええとな、ジョン、お前は犬としてものすごく幸せな生を全うしてるかもしれんが、リトリバーとしては最底辺あたりにいるからな。たまにテレビとかで、盲導犬やら災害救助犬として賢そうなリトリバーが出てきますが、とうてい同じ犬種とは思えません。まあ、ここまでアホを前面に出してこられると、呆れるのを通り越してむしろ可愛げが、、、やっぱりないぞ！
